NLP-子供
『夏を制する者は、受験を制す』と言われるように、受験生にとって、夏は大事な季節。夏休みに入る前のこの時期は、三者面談が行われる頃でしょうか。最初は、進学するのか?就職するのか?で迷い、進学すると決めると、次はどの学校に行こうか迷う。或いは、就職すると決めると、どこの会社に行こうか迷う。更には、親の思いと、お子さんの思いが違えば、話し合いなどが行われ、また迷いが増えるなんてこともよくある話ではないでしょうか。そのようにお子様が迷っている時に、周りの大人が子供さんの思いを引き出し、上手に導くことが出来たら如何でしょうか?

迷っている子供に、○○と問いかけてみる

私自身、学生時代を振り返るとこのような出来事がありました。
高校3年生の夏のことです。私のなりたい職業は“弁護士”でした。弁護士になりたいという思いを胸に受験勉強を頑張っていましたが、「本当にそれがやりたいことなのか?」と迷いながら勉強していました。そのような状態で、成績も思うように伸びず希望とする大学への進学がとても厳しい状態でした。
そんな、ある日デパートで行われていた合同大学説明会に足を運びました。色々な大学の学部や学科紹介を見ながら、ある大学の学部が目に飛び込んできました。それは、救急救命士を取得するための学科でした。
『人と助けることが出来る』という言葉に惹かれ、説明を聞きながら『これだ!』心動かされました。
そこで私のなりたい職業は救急救命士へと変わったのです。
弁護士になりたいと思っていたのは、“人を助けたい”と思っていたからです。そして、救命救急士も同じように“人を助けることが出来る”別の職業だったのです。視野に全くなかった大学を受験することは、これまで勉強していた科目とは異なる科目の勉強もしなければならず、先生方は大反対でした。しかし、火がついた私は、これまで以上に集中して勉強することで周囲から無理だろうと言われていた大学に合格することが出来ました。そしてその後、救急救命士となり“人を助けることが出来る仕事”を手に入れることが出来ました。
そして、現在は「人命を救う仕事」とは別の形で“人を助ける”仕事をしています。
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もうお分かりだと思いますが、大事なことは『何のために大学に行き、何のために働くのか。』ということを自分自身で気付きそれを知るということです。そして、その気づきを引き出すお手伝いをするのが、周りの大人たちの役割です。

ところで、これまで子供に「何のために勉強しているの?」「何のために就職するの?」と聞いたことがありますか?
 ・いい大学に行くため
 ・いい会社に入るため
 ・エンジニアになるため
 ・医師になるため
 ・公務員になるため
         ・・・etc
色々な返答がありそうですが。では、「いい大学に行くのは何のためなのでしょうか?」「いい会社に入るのは何のためなのでしょうか?」或いは、「エンジニアになるのは何のためなのでしょうか?」続けて質問してみて下さい。更に、高い目的を引き出してあげることが重要なのです。
何故かといいますと、例えば、勉強するのはいい大学に入るためだとすると、大学に入ったことで目標を達成してしまい、その後目標を見失いモチベーションが下がってしまうということが往々にしてあります。オリンピックで金メダルを取った選手が目標を見失いモチベーションが下がり引退してしまうという話聞いた事ありますよね。
ですので、是非高い目的を引き出してあげてください。

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子供のイメージを膨らませてあげる

何のために勉強するのか気付いたら、次は行動計画です。お子さんと一緒に何をすべきなのか行動計画を 立ててもいいですし、一人で立ててもらっていいです。行動計画がたったら、あとはその行動計画に沿って 進めるだけです。そして、その際に周りの大人は子どもにいいイメージをさせてあげることが大切です。
 「それが出来ると、夢にまた一歩近づくね!そうするとどんな感じ?夢が手に入った時どんな事をしてそう?」
などと、問いかけてみると更に、イメージが膨らむはずです。或いは、夢や目標に近い体験をさせてあげることもいいと思います。周りの大人がイメージを膨らませてあげることで、一気にモチベーションが上がること間違いなしです。

『僕の夢』  ぼくの夢は、一流のプロ野球選手になることです。そのためには、中学、高校でも全国大会へ出て、活躍しなければなりません。活躍できるようになるには、練習が必要です。ぼくは、その練習にはじしんがあります。ぼくは3才の時から練習を始めています。3才~7才までは、半年位やっていましたが、3年生の時から今までは、365日中、360日は、はげしい練習をやっています。 だから一週間中、友達と遊べる時間は、5時間~6時間の間です。そんなに練習をやっているんだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。そして中学、高校で活躍して高校を卒業してからプロに入団するつもりです。そして、その球団は、中日ドラゴンズか、西武ライオンズが夢です。
ドラフト入団でけいやく金は、1億円以上が目標です。ぼくがじしんのあるのは、投手と打げきです。去年の夏ぼくたちは、全国大会へ行きました。そしてほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会ナンバ-1投手とかくしんできるほどです。打げきでは県大会、4試合のうちに、ホ-ムランを3本打ちました。そして、全体を通して打りつは5割8分3りんでした。このように、自分でもなっとくのいくせいせきでした。そして、ぼくたちは1年間まけ知らずで野球ができました。だから、この調子で、これからもがんばります。
そして、ぼくが一流の選手になって試合にでれるようになったら、お世話になった人に招待券をくばって、おうえんしてもらうのも1つです。とにかく一番大きな夢は、プロ野球選手になることです。
鈴木一朗(卒業文集より)

イチロー選手が何故、今も現役で活躍しているのかわかる気がしますね。

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