今回のテーマは、「褒め方」です。
「部下を褒めて伸ばそう」、「褒める子は伸びる」など、と言われますが
私たちは、“褒める・褒められる”ことによってどんな影響を受けているのでしょうか?
ひとつは
褒められることにで、ポジティブな成長ができるということです。
子どもの頃から、褒められる体験をすることで課題遂行能力が向上する
ということが、心理学の実験でも実証されています。
また、人は社会性が高い動物です。
人から承認されることによって、安心感を得られます。
褒められることは、承認されたと感じられる重要な要素の一つなのです。
なぜなら、褒められることによって
『自分のしたことが役にたった!』、『これでいいんだ!』と、
誰かに認められたと感じることができ
さらに
『また褒められたい!』と、自己成長意欲が自然に高まっていきます。
今回は、相手の心に響く『褒め方』のポイントを紹介します。
前回のブログ【子育てにも役立つ!『よくないり方』と『効果的な叱り方』】で紹介した
自己認識(自己意識)のレベルを5つの階層に分けピラミッド構造になっているという考え方を“褒め方”にも活用します。
叱るときには、
「能力」「行動」「現状・結果」の各レベル(層)に限定してメッセージを伝えました。
褒めるときは、
「現状・結果」「行動」「能力」「価値観」「自己認識」それぞれのレベルを意識し
各階層をつなげるように言葉を伝えます。
ここで、褒め方の例を2つ挙げるので違いを感じてみてください。
①の方は、るときのように各レベル(層)に限定してメッセージを伝えています。
②の方は、各レベルをつなげてメッセージを伝えています。
①「Aちゃん、漢字のテストでいい点とったね!」
②「Aちゃん、漢字のテストでいい点とったね!毎日頑張って漢字の練習したから、難しい漢字も覚えて書けるようになったんだね。Aちゃんの一生懸命取り組む姿勢、好きだよ。」
各レベルをつなげた②のメッセージの方が、心に響きますよね。
相手の心に響く『褒め方』は、
レベルをつなげてメッセージを送るです。
このように、
いくつかのレベルをつなげながら相手の心に響くメッセージを届けてみてはいかがでしょうか。
<関連ブログ>
【子育てにも役立つ!『よくないり方』と『効果的な叱り方』】