今回のテーマは、「目標」です。

そもそも目標とは、どのようなものなのでしょうか?
目標は、自分の状態をより良いステージへと進化させるための「目印」となる存在であり、「数値・ポジション・何らかの状態」などにより他者からも認識しやすいものを指します。
例えば、学校や資格の合格、試合の優勝、昇進、昇給、売り上げや回数などの具体的な数値など、一般的に自他共に認識できるものが目標となります。

目標設定には、様々な方法やシートがあります。会社や業態の特性によっても最適な設定シートは異なってきます。何を主眼にまとめやすくしているのかが異なるので当然シートの形状も内容も多様になります。
ですので、ここでは、ご自身が使用している設定シートを十分に活用しながらも…
そうした異なるシートで設定しても根底に共通に流れる「目標達成に向けた意識」に関連する部分を解説します。

【達成可能な目標の捉え方】

『肯定的に表現しているかどうか?』

シートへの記載も、普段目標を意識する際も、“肯定的な表現”を意識しているかどうかが、心理的に大きな影響を与えます。

●NGパターン①:「〜しないようにする」

この表現は、潜在的に影響を受ける言語の使い方として、否定した前のイメージを持ち続けてしまうというものです。

例えば、「黒い猫を想像しないでください」と言われると、どうでしょう?
黒い猫を想像してしまいませんか?

このように、脳の機能の特性として、言語で否定した前の部分を意識して追ってしまうという意図に反してネガティブな影響を受ける場合があります。

ですから、目標設定や目標を意識する際は、このような表現は避けた方が良いのです。

●NGパターン②:「〜になりたい/〜したい」

この表現は、一見良さそうに聞こえますが、これでは“BESTではなくBetter”なのです。
どの点が?…というと、“希望”を表しており、“是が非でも”という強い情動を引き起こす言語表現とは言えないのです。そのため、「(あわよくば…)〜なりたい」というレベルの認知になり、“ここぞ!”という場面でもう一踏ん張りの頑張りが効かない…という心理的影響を受ける可能性があるのです。

では、どのような言語表現を意識して目標を捉えれば良いのでしょうか?
それは・・・

●OKパターン:「〜する/〜になる」という断定

この表現の一番の強みは、“決断している”という認知が心理的な作用として働く点です。
そうすることによって、大きなメリットが現れます。
それは、「できる可能性を自動的に探る」ように脳の無意識が方向付けられます。
すると、それまでは「やっぱりできないかもしれない」とか「自分には無理だろう」「やったことがないし…」など、一歩踏み出す前に抱えていた葛藤や不安がかなり軽減させることができるようになります。

そして、このような環境を脳に・心理に与えることによって、自然と「自分が既に持っているリソース」や「これから達成に必要となるリソース」に意識が向くようになっていくのです。

こうした小さな違いを得ることの積み重ねによって、心のゆとりが創られていくものなのです。

ぜひ、少しずつ意識の方向性をセルフコントロールしてみていはいかがでしょうか?

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