先日、就職活動中の学生へのインタビューがTVで流れていました。
「どんな会社に就職したいですか?」との質問に対し、「福利厚生がちゃんとしている会社です。」「将来、家族との時間も大切にしたいので残業があまりない会社ですね。」「将来に不安を持ちたくないので安定している会社がいいです。」と答えていました。
そして別の日のニュースでは、新入社員が入社してすぐに辞めてしまい、その理由について話題になっていました。その辞めた理由には、「自分が想像していた仕事をさせてもらえなかった。」「周りの人たちの人間関係をみていると、無理だと思った。」「雑用ばかりでこんなはずじゃなかった。」・・・etc
就職活動中は、働く環境への条件に注力して活動しているが、就職してしまうと、仕事の内容への不満が離職に繋がっているその違いが伝わってきました。就職活動を乗り越えて入った会社に対し、不一致感を抱き、辞める選択をしてしまう結果となるのは辛いことですよね。そのような結果にならないようにする為には、会社を探す時のコツがあるのです。

何のために働くのかを自分に問いかける

NLPでは、目標設定をする際にとても重要視していることがあります。それは、その目標を何のために掲げるのかということです。目標は、ある目的を達成するための一つのプロセスに過ぎないという考え方です。しかし、私たちはつい目の前の目標にフォーカスし過ぎてしまうために、その先の目的を見失い自分の意図とは異なった方向へと進んでしまい不一致感を感じるようになるのです。
では、自分自身の働く目的を知る方法は、自分へ質問する事です。
「A社に入る。」という目標がある場合は、「A社に入るのは、何のためなのだろうか?」或いは、「A社に入って、私が得られるものは何だろうか?」と自分に問いかけてみて下さい。まだ働きたい会社が見つかっていない場合は、「私は何のために働くのだろう?」或いは、「働くことで、私は何を得ようとしているのだろうか?」と考えてみて下さい。
例えば、
「A社に入るのは・・・、災害に強い建物を建てるため」
「B社に入るのは・・・、誰もが虜になるようなお菓子を作るため」
「働くのは・・・、お金を得るため」
「働くのは・・・、親を安心させるため」
                        など
そして、出てきた自分の返答を改めて眺めてみて下さい。ここから先がさらに重要なのです。一つ目の目的は出てきました。更に次の目的、そしてまた更に次の目的まで見つけておくことが重要なのです。

先ほどの例でわかりやすくお伝えすると、
A社に入社出来て、“災害に強い建物を建てれる”と思っていた喜びもつかの間、配属された部署が営業職だったら?「設計したくて、この会社に入ったのに・・・営業なんて無理。こんなはずじゃなかった。続ける自信がなくなってきた・・・」とネガティブな事を考えてしまい、会社を辞めてしまうかもしれません。そうならないために、次の目的も探っておくことをお勧めします。
「A社に入るのは・・・、災害に強い建物を建てるため」 更にそれは何のためなのだろうか?或いは、そこから得られるものは何なのだろうか? 「災害に強い建物を建てることで、多くの人が安心して過ごせる。そんな安心して笑顔で過ごしている人たちを見れると、仕事に達成感を感じるだろうな!」というように先の更にその先の目的をしっかりとA社で働く目的を見つけておくと、営業職に配属されたとしても「建物に入ってる人たちが安心して笑顔で過ごす様子を更に近くで見れるチャンス。色々な意見も貰って、設計出来るようになった時のために供えておこう!」とその出来事をプラスに捉えることが出来るようになります。
是非、働く前に自分自身と向き合い自分が働く目的をしっかりと考えてみて下さい。そうすることで、思いもよらない壁が立ちはだかったとしても、超えれる自分がいるはずです。

『影響力とパワーを持つ人は、偉大な目標に向けて、忍耐強く努力し、全エネルギーを注ぎ込んでその達成を待ち望みます。達成に至るまでの間は、自然にほかのことは犠牲にしています。とくに快楽的な欲求を満たすことなどにエネルギーを使う余裕はありません。』(イギリスの哲学者 ジェームズ・アレン)

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